SNS投稿纏め 平成三十年十一月分

一昨日は秋雅展を観覧して参りました。


当店のチラシを置いて頂いているmilkcafeさんにて「生ハム盛りサラダ」を食しました。 とにかく薄く切られた生ハムを贅沢に盛られているのが特徴です。その透き通る薄さは鰹節の様でもあり写真の色調を変えたら鰹節で通じる筈です。


今更『萌え』について書くのもどうかと思うのですが、萌えは本来園芸雅語なのです。 であるので萌え○タは盆栽の一つや二つは持って置いても良いかと思います。そんな萌え○タにお奨めなのが、白紫たん。


当店には展示室が御座います。 作品発表等に利用して頂けますので御利用ください。 十一月中の利用に関しては利用料は無料です(作品販売は手数料15%)。 詳しくは当店サイトを御覧下さい。


盆栽勉強会実施決定。 月に数回開催。敢て曜日を固定せす多くの層の方に参加して頂きます。 参加費二千円(見学同価)。今月は十五日木曜日と二十七日火曜日。 各日十九時より開催、二時間程の予定。三箇月以内の再参加は千五百円。 案内ページは近日作成。

盆栽、道具類は購入若しくは持参。 持参される盆栽は盆栽専門店で入手した物を持参されると有意義な勉強会になると思います。 初心者の方は基礎、中級者の方は応用、上級者の方は店主への講釈と各自の技量に応じた勉強会となります。


瀬田川石、秀邦青銅楕円水盤。 この小ささの水石は勿論、それに応じた大きさの水盤はなかなか有りません。


原田氏の狸と百万さんの豚が似て居ます。


盆栽勉強会の案内を店の入口に貼りました。 今月は、十五日(木)と二七日(火)、両日とも十九時からです。


大変鮮やかな紅葉をする小真弓。 画像加工で鮮やかにしたものではありません。


河川改修が進み、鑑賞に適した水石どころか河原の石そのものが減りました。 画像は過日、店主が潮岬に赴いた際に撮影したもので、崖の波に洗われる部分とそうでない部分で岩肌がどう変るかよく分る画像です。 水流に揉まれ石質や形状が優れた極一部の石が鑑賞用として愛重されます。


盆栽バイク。手入れは欠かさないものの飾るだけで乗られていないバイクがこんな呼び方をされるそうです。 そこで盆栽バイク(?)と盆栽を並べてみました。本物の盆栽バイクに合う大型盆栽の購入の斡旋も賜りますので御用命ください。


真柏の手入れをしました。 杉葉が治りそうに無い困ったちゃんではありますが。


昨日は大観展を観覧して参りました。


入口の盆栽勉強会の案内の貼紙を貼替えました。次回は二七日(火)十九時、十二月二日(日)十四時からです。


先々日のにょロボcafeにて食した「真ブラウニー」。 お腹が一杯だったので少し残してしまいました。

盆栽勉強会。まだ一鉢も持っていない全くの初心者の方にお奨めする樹。 この黒松に、枝抜きや針金を掛けるとあんな感じになります。 白紫檀、鉢替えをやると一挙に盆栽らしくなります。


盆栽勉強会。「この黒松に、枝抜きや針金を掛けるとあんな感じになります。」あんな感じとは一体どんな感じなのだと気になった方は多いと思います。 で、こんな感じになりました。

その過程は、ああやってこうやって・・・ではなく、直立している幹を切断、曲の内側且つ間延びした枝を切除、他の枝を抑えつつ適所に配置して出来上り。 あとは、数年培養したら立派な盆栽になります。


インスタグラムを始めました。 内容はツイッターと変らない筈です。

新技法「鑿孔枝曲げ法」

盆栽整枝新技法 太い枝や幹を大きく(小半径化)曲げたい場合、曲げる箇所の内側に切込みを入れる方法が一般的です。 しかし、この方法では水吸の1/3以上は絶たれる為、枯死の可能性が高く、作業も繁雑で事後の手当も面倒です。

今から御紹介する方法は恐らく、少なくともここ十数年盆栽雑誌で紹介された事は無く、軽く検索した範囲でも同様の方法は見つけられませんでした。 それを入手が容易な道具で、簡単な作業で大きく曲げる事が可能になります。切込みを入れる鋸すら入る場所が無い小品や屈曲の激しい樹で特に有効です。

その道具はドリルの刃です。通し接ぎや何かを固定する為の穴開けを電気ドリルで遣る場合も有るので、盆栽の手入れで全く使用しない品物では有りませんが、これから紹介する方法は電気ドリルを使用せず手でドリルの刃を回します。尚、本作業に於いて電気ドリルの使用を否定はしませんが不推奨です。

作業紹介です。使用する物は直径1.5粍のドリル(ピンバイス)、これ以下の細さだと折れ易いのでこの太さが最小と考えた方が良いです。 枝分れ直近の箇所を曲げます。この部位は折れ易く裂け易いので曲げるのに注意を要します。

因みに枝の太さは約7.5粍。穴を空ける位置は曲げる内側で有る事は勿論ですが内側の水吸(形成層)の分を避けて穴を開けないと本作業の意味が削がれます。

針金を掛けて45度程曲げました。角度自体は大した事は有りませんが曲げた内側に「角」と云う感じが出ております。 穴を開けずこの太さの枝でこの曲げ方をすると外側の皮が裂けますが、穴開け処置をしたこの枝の外側は裂ける気配が有りません。

反対側の同程度の枝に対しても同様の処置を施しました。水平に伸びる幹に対して真下に曲げました。 写真ではU字状の幹側を手前側に曲げてL字状に変化しています。 曲げた外側は水吸の損傷程度を観測する為に薄皮をナイフで少し剥がして見ましたが水吸が裂ける気配は有りません。

穴を開けた箇所には癒合剤を塗って於きました。曲げ具合に依っては穴が塞がる事も有りますが大概は穴が残ります。 樹種次第ですが充填剤を詰めるより形成層の成長で穴が埋る事を期待した方が良いでしょう。 癒合剤を塗ったのは表面だけで奥には詰めていません。

幹模様を付けすぎで却って単調になった真柏。 幹の仰々しさに比べて枝の曲は緩く、曲げるには太くなり過ぎていました。 前作業者はこれを曲げずにそれなりに見せる為に取敢えず寝かせて懸崖風にしたのだと思います。

屈曲が激しい感じですが幹の先は根元の直線上に有るので懸崖の幹としては不相応です。 しかも舎利だらけでなので幹を曲げる事は出来ません。 寝過ぎなのを改め、幹を起して半懸崖風にしました。

SNS投稿纏め 平成三十年十月分

大阪の日本橋に於いて盆栽の販売をするお店を開く事になりました。 皆様宜しくお願い致します。


プロフィール画像に用いた杜松は店主が剪定、整枝をしたもので、鉢の上端からの樹高は六糎五粍、鉢自体の高さは三糎四粍で御座います。


本日の苔。 鉛筆は大きさの比較用です。

19:47 – 2018年10月3日

中透平卓、長辺四七粍。 脚の部分は一つの木を刳り貫いたものです。その平卓に菊花石を乗せました。


根上りの五葉松。 木の板の支えが無いと傾いてしまう木ですが、その木の板が良い味を出しています。


果たして鉄道模型は添配として用を為し得るのか。 樹高六糎五粍の楓と苔に、貨車二輌を地板の上に飾りました。


祝峯青磁釉内縁切足丸。 軽くて薄く美しい曲線を描いていて鉢の内側の土の触り心地が良い、何時までも撫で撫でしたい逸品です。


土の中から筒状の繭が生えて来て居る真柏。 数日前に取り除きましたが再度生えてくるので何か調べたら地蜘蛛の巣であるとのこと。


鎌柄の果実が赤くなり始めて居ます。


大観展のチラシを拝領しましたので入口に貼りました。


日頃御世話になって居りますkissshotさんに御挨拶に行き、件の鎌柄をお贈り致しました。 果実の色付き具合はkissshotさんにてお楽しみ下さい。 それから、個展開催中のブラスター松下さんからチラシを頂きました。


樹晃紫泥外縁切足木瓜式 鳥の子屏風の前に飾りました。十円玉は大きさ比較用です。 屏風に何かを描いて貰いたいですね。


慶心青磁外縁浮彫段足丸。 精緻な浮彫が美しい逸品です。


長年、枝が整理されて居なかった縮緬葛の枝を整理しました。 作業適期では御座いませんので葉を残しつつ今冬は寒さに当てない様にします。


東福寺緑釉手捻り丸。 重厚感のある鉢です。


松石染付桜図外縁雲足長方。 花弁が五枚あるので桜です。


日頃よく利用させて頂いているクラムカフェさんに御挨拶に伺い、極タマゴサンド等を食した後、真柏の手入れの実演をさせて頂きました。 手入れ後の真柏をお贈りしましたので御覧になりたい方はクラムカフェさんに足を運んでみて下さい。

 


この度開店を記念致しまして「百日紅(さるすべり)」の種子を無償配布致します。 実のままでお配りします。画像の様な感じで実を潰しますと小さな種子が出てきます。 二、三十年掛けて立派な盆栽にしてみませんか。 御一人様一袋、無くなり次第終了です。


樹晃白交趾外縁切足長方。 画像では写って居ませんが、樹晃さんが作る鉢は水抜き用の穴は勿論、針金用の小穴が開いて居るのも多く有り、植換時の樹の固定が遣り易くなって居ります。